2008年01月22日

はしごした。24日はリトルジョン

20日の日曜日、私には珍しく他人のライブを見て歩くという楽しみ方をしました。
新井薬師前の「SpecialColors」でフジエーさんの新企画。これが6時〜8時、八丁堀の「七針」で島田英明 (Violin)康勝栄 (Guitar)duo、こちらは8時スタート。

どのタイミングで移動するか。ドラえもんでもいないかぎり両方をフルで見ることはできない。結局「七針」のほうの前半の部はあきらめて、新井薬師のほうが終ったらダッシュで東京を横断する…というつもりだったけど、新井薬師が押し気味になっていて、プログラムの最後の「トーク」は途中であきらめて移動。なんか面白い話になりそうな、ならなそうな、予断を許さない感じがあり、しかものらりくらりと本題に入りそうではいらない、という難しい場面だったが、決断即移動。

ライブは、最初蜂谷さんのソロからはじまり、いろいろな組み合わせでおこなわれた。蜂谷さんが小物で音出したりピアノで音出したりする場面もあったけどほぼ全編ヴォイスの即興。どのセットも、動きがあったり、イメージを喚起する場面があったり、それはそれで良いのだが、出演者ひとりひとりは高いポテンャルを持っていると思うのに、聴き手をふるわす「声」そのものの存在感が希薄な感じがした。もちろん、いろいろな楽しみ方があっていいのだが、私は音からどうしてもはいるので物足りない感じがしてしまう。

などと、勝手なことを書いておりますが(気を悪くしないでね)、こういう高みの見物(SpecialColorsはホントに客席のほうがステージより一段高くなっている)するのは落ちついて観察できてとても良いですね。やはりこういうものはじっくりノンビリと、かつ、頭の中空っぽで見ると楽しい。そうやっていると、表現者がアタマで考えてやっていることと、人間全体からでてくる表現と、行きつ戻りつしていることが透けて見えてくる。まったく高みの見物とは言ったものだが、我が身を振り返るとブルっとくる。明日は我が身か…。スティーブ・レイシーは言いました。「まったく何という仕事だろう」

八丁堀「七針」何せ初めての場所なので少々迷う。やっと見つけて到着は9時チョイ過ぎだったので間に合ったかなあ、と思うがおそらく手製の重そうな木製の扉に、ノックするか強く引け、と書いてある。中からはアコースティックギターとバイオリンの漂うような演奏が聴こえる。外から聴いていてもjoyを感じる。が、この扉をノックしていいのか?強く引いてとんでもない音がしたら?と危惧し、前半終了まで佇む。が、どうやらそれは後半の始まりだったらしく、なかなか終らない。まあ、ここで聴いててもいいや、と思った矢先、店のヒトがどこからともなくあらわれ、頑丈な木の扉を開けてくれた。おかげで最後の15分ぐらい?は間近で堪能できた。

外から聴いた音と、それほど広くない室内で聴いた音ではまったく違っているのに驚いた…、そりゃあたりまえ、と言われそうだけど(書いていて自分でそう思う)音がどのように自分の身体にはたらきかけるのか、というところが違っているので驚いたのです。外で聴くのも悪くなかった。もちろん、普通でいうクオリティは低いけど、また別の気持ちよさなのだ。隣りの部屋の音に聞き耳を立てる時のアノ感じ…?

島田さんの演奏は(多分)初めて聴くが、わりと普通のバイオリンの音色の中にあるオイしい成分を天衣無縫に配列したような感じの、どこから始まるとも終わりともないような演奏。特殊な奏法はほとんど使わない。康君は前回フライングティーポットでの時々激しいソロ演奏とはちょっと違って、やはり空間の中にぽつりぽつりと音が漂っている感じでただ弾いている感じ。こういう感じはとてもいいと思うし、「七針」の、こじんまりしていて、ゴテゴテしていないが冷たさも感じないという居心地の良い空間に合っている。誰かの友人宅の応接間、だけどどこの国の友人かわからない、ような感じだ。

終演後、雑談していると、これから録音用にちょっと演奏します、とのこと。あ、もうちょっと聴けるのか、嬉しいな、と思ってたら、これが本日最高の演奏だったらしく、みんな喜んでいる。私も得した気分になる。

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というわけで、今週の木曜日は我が身というわけです。

1月24日(木)
出演:松本健一sax 康勝栄guitar 弘中聡drums
会場:LITTLE JOHN 横浜市中区吉田町3-12第2共同ビル2F 045-251-2131(JR関内駅5分) 開演20:00
2000円(1drink付)
posted by けつまん at 00:28| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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